「さあ。お家へ帰ろう。お父さんお母さんお世話になりました。」
いよいよ家族4人で家に帰ります。これからは、また大変な毎日です。メールはパパが迎えにきて嬉しいみたい。私は、実家を離れるのが、かなり寂しいです。
「また、みんなでおいで。」「そうそう、小さいさんも連れてね。」
新しい家族ができました。可愛い男の子です。お爺ちゃんは、返したくないようです。お婆ちゃんも、生まれたての孫と可愛いメールと別れるのは、とっても名残りおしそう。
メールの弟の名前はレオンくん。ちょっと女の子風の字ですが「麗音」です。とっても泣き声が可愛いことから、麗しい音と書くことにしました。周りの人に声をかけると、みんなが振り向いて、力をあわせられるようにです。メールが明るい瑠璃色と書いて「明瑠」ですから、姉は綺麗な光、弟「麗音」は麗しい音ですね。お婆ちゃんは気に入っています。とってもモテそうな名前です。
メールはお姉さんらしくなってきました。さすが2歳9ヶ月。レオンが泣いていると覗き込んで心配しています。これからは、二人でレオンのお世話をしようね。
--------2歳9ヶ月頃になると、周囲への気遣いが生まれます。それまで、お友達との遊びでも、それぞれが好きなように遊んでいたのが、だんだん一緒に遊ぶようになります。また、泣いている子供がいると心配して見に行ったり、背中をポンポンと軽く叩いてなだめてみたりと、優しさの溢れる行動を始めるのです。ママはその行為を褒めてあげましょう。お絵かきも上手で、クレヨンを指先できちんと持って、自分の知っている動物などを描きます。描かれた絵を見ながら、「何かな?」というように質問して盛り上げることが大事なコミュニケーションです。