前回、雨対策のための形や、デザインアクセントを検討しました。色々なポストを参考に形や加工を考えられたことでしょう。今回は、板を切り出すために必要なパーツの型紙づくりです。イメージの固まったデザインをもとに、実際の寸法を図面を引くように描いていきます。大きな模造紙をご用意ください。ちょっと集めのラシャ紙でもいいですよ。
最初にポストの正面の長方形を描きます。イラストのパーツ④~⑧が正面の外寸ですね。縦35cm横30cmの長方形を描きましょう。
次にパーツの高さを上から順番に差し金で寸法を記入して、横線で分割していきます。④は縦10cm⑤は縦3cm⑥は縦10cm⑦は縦4cm⑧は縦8cmです。
今度は上蓋③、横長の長方形です。斜めにする部分ですので縦15cm幅は④~⑧と同じ30cmです。
底板となる⑨は両側の側板(厚さ1cm)に挟まれますので、2枚の厚みを差し引いて幅28cmになります。
①と②の側板は、長い方の縦が37cm、短い方の縦が35cmです。幅は14cmになります。長い方の縦線から水平に内側1cmの線を引いて、短い方の縦線と結びます。
⑩の裏板は、縦37cm横28cmの長方形ですね。
各パーツの図形を寸法どおりに描き終えたら、あとは切り抜くだけ。型紙描画ができあがりです。
ご自分でデザインを考えた場合も、正面、側面、上面、底面、裏面ごとに図形として紙に寸法を描くと間違いが少なくなりますよ。