初回にポストの大きさをご説明しました。A4サイズの郵便物が入り、手づくりし易い四角形の形です。そして前回は木工のための道具ですね。のこぎりなど、必要な道具をご説明しました。
今回は、材料取りをする前に、形をもう一度考えます。門や玄関につけるなど、ポストを設置する場所によっては、雨の心配がありますね。そのために、イラストのように雨対策として蓋(ふた)の部分を斜めにします。これで、雨がかかっても流れ落ちていきますね。蓋を斜めにするために側面の板は、先がとがった形に変わります。
そして、もう一つ、せっかくのアクセント・パーツとなる、色の異なる木材を使う部分に丸みをつけて、イメージを更にナチュラルな優しい雰囲気に変えてみます。材料の寸法は丸みをつける前の長方形の大きさです。棒状に板をお切り出してから、ヤスリで丸みをつけていく方法です。大きな四角いポストが、アクセント・パーツにちょっとした加工をすることで、単なる板の組み合わせとは違ったデザインになります。イラストは、部分的な丸みですが、それぞれのパーツ全ての角をR(アール)状に丸くするのも、いいですよ。
日曜大工に自信のある方は、様々なポストのデザインを参考に、形を考えてください。デザインが終わったら、材料となる板からパーツを切り出すための材料取り(寸法を板に書き込む)作業に入ります。次回をお楽しみに!