ワイヤーアートの基本は、先端のカーリングという技法です。ワイヤーをラジオペンチでクルくるっと丸める技ですね。今回は、この基本的な技法を解説します。
まずは、イラストのようにワイヤーの先端から2cmくらいの部分を左手の人差し指と親指で押さえます。下から左手の中指で支えて親指と挟むようにするとワイヤーが安定しますよ。
次にラジオペンチでワイヤーの先端部分をつまみます。先の2~3mmの部分をつまんでギュッとペンチを握りましょう。力を入れすぎるとビニールコーティングしてあるワイヤーは、ペンチのギザギザが残ってしまいますので、力加減にご注意を。ラジオペンチを握った右手の手首を外側に返して、ワイヤーの先端を小さく丸めます。
小さな丸ができたら、ワイヤーをつまむ位置をイラストのようにズラして、ラジオペンチでつまみ、もう一度くるりと右手首を返してください。イラストのように、少しずつワイヤーをつまむ位置をずらしていき、何度も細かく、この動作を繰り返します。きれいなカールをつくっていくコツは、少しずつ丸めていくことです。
いかがですか?上手にできそうでしょうか?以外に難しい技術ですので、何度か練習して慣れてください。カールができたら、平らなテーブルの上などで、カール部分が浮き上がってこないように、圧力をかけて平らにします。厚めの本などで押すのもいいですよ。
次回はワイヤーアートの別の基本的な技法をご紹介します!