ポストを手づくりするための、道具をご紹介します。木工で製作しますので、皆さんも聞いたことがある大工道具が中心です。
まずは、寸法を測って、木の板に線引きするための道具・差し金(さしがね)です。長い目盛り付き定規と短い目盛り付き定規が直角をつくった「くの字型」が特徴。板の端に合わせて直角に線を引くのに便利です。板への線引きには鉛筆を使います。
板を切るための鋸は、縦横挽きのできる両刃のこぎりがお勧めです。安全に板を切るために、固定するクランプと、板を傷つけないように使用する当て板も用意します。部品としての板を切り出した後には、もちろん組み立てですね。
トンカチでお馴染みの玄翁(げんのう)かハンマーをご用意ください。上蓋をつなぐための蝶番(ちょうつがい)。そして板を接合する釘(くぎ)。釘を打ち込む場所をあらかじめ錐(きり)で浅く穴あけすると打ちやすくなります。また、釘止めの前に接合部分には接着剤を塗っておきます。
形が組みあがったら、最後は表面仕上げのために塗装をしますので、塗料と刷毛(はけ)も用意しましょう。今回は木の板の木目やカラー、木肌の質感を活かしたポストをつくりますので、仕上げの塗料は透明の艶消しが、お勧めです。
ポストを日曜大工でつくるには、作業スペースも必要ですので、ご自宅のお庭など切削から組み立て、塗装の乾かしまでできる場所でおつくりくださいね。次回をお楽しみに!