和紙の手づくり表札も、デザインが完成し、表面保護の塗装も終わりました。出来栄えは、きっと納得の逸品になっているはず。
繊細な凹凸と染め柄で見せる和紙表札です。優しいデザインで仕上がったベースに、アクセント用のフレームを付けましょう。フレームといっても、基本的には飾りです。和紙のイメージを引き立てるための素材と方法を考えます。
イラストの例は、幾何的なデザインの和紙表札には、あえて直線的な金属フレームか、樹脂のフレームを組み合わせています。和紙の柔らかなイメージをベースにした幾何的な構成ですから、ハッキリとしたメリハリの出る素材を選びました。
もう一つ、和紙の染め柄を活かして、シンプルですが味わいのある風景のようなデザインには、イメージにプラスアルファのマテリアルとして、木製の角材を上下にアクセント配置しています。海岸に流れ着いた流木をイメージさせるように、木目のハッキリとした明るめのカラーの材料を選びました。表札の4辺すべてを囲んでしまわず、帆船の帆をイメージできるように上下のみに装飾しています。
和紙表札のデザイン、イメージを、より見る人に伝えるマテリアルとレイアウトを考えてくださいね。どちらも表札サイズにカットして、接着剤で貼り付けるだけです。もし、金属や木製のフレームで雨が気になるようでしたら、保護用に塗装を行いましょう。次回は、表札の取り付け方法です。