和紙表札のデザインは完成しましたね!どんなデザインに仕上がったのでしょうか?きっと、ナチュラル感あふれる心和むデザインになったことでしょう。
幾重にも重ねた和紙のちぎりや帯、風景のパーツ。接着剤は乾きましたか?完全に乾いたところで、仕上げに入ります。
透明の塗料で表面をコーティングします。この時の塗料は透明であることはもちろん、接着剤との相性も大切です。接着剤がシンナー系のものであれば、塗料は水溶性のものがいいでしょう。塗料をぬっているうちに、接着剤がラッカーシンナーで溶けることがありません。水溶性の木工用ボンド等で和紙を接着された方は、水溶性の塗料でもかまいませんが、塗料の乾燥が速いラッカー系をお勧めします。また、つや消しかつや有りで、塗った後の雰囲気も違いますので、つやは無い方がお勧めです。
さて、デザインによって塗り方は若干違ってきます。凹凸が多いデザインの場合は、刷毛でこすっていると、せっかくの和紙が剥がれてしまうこともありますので、少したっぷり目に塗料を刷毛に含ませて、上からトントンと刷毛を置くように塗っていきます。逆に、風景のように凹凸が少ないものは、横に刷毛を運んで塗ります。この時、刷毛の方向を左右・上下にするのではなく、左から右、上から下というように往復させないで同じ方向で塗りましょう。往復させると空気の泡ができやすく、塗料が平らに塗りずらくなります。焦らずに塗りましょう。