和紙ちぎりによる有機的なパターンデザイン。和紙そのものの染め柄を生かして風景をつくる。
2つの手法によって、静かな中に味わいのあるデザインができましたでしょうか。
もちろん、風景の中にちぎりによって、雲や波や花びらなど、描いていくのも素敵なデザインができますね。
今回ご紹介するのは、帯によるデザインアクセントです。
細長い長方形の帯状に和紙をカットして、デザインの一部にしていきます。
まずは、和紙の染め柄、色合いから、何を帯にするのかを決めます。
もちろん、帯をアクセントとして使用するベースデザインのカラーと、
バランスよくカラーレイアウトができる柄を選んでくださいね。
どの和紙を使うかが決まったら、大まかでかまいませんので、
和紙をカットして帯をつくります。
実際にベースになるデザインの上に当ててみて、幅、色のコントラストや
アクセントイメージを確認します。
ここで、色・柄が納得いかなければ、別のものに。
ちょっとアクセントが強すぎるようであれば細くカットするなど、調整してください。
この後に文字を入れることを考えながら位置を決めます。
決まったらテープで仮止めをしてから、接着剤で貼り付けます。
イラストは水平ですが、斜めにしたり、帯同士を重ねてみたりとレイアウトを検討してください。
上下左右に、はみ出した帯はカットするだけですから、気楽にレイアウトを楽しんでくださいね。