皆さんのお手元には、寄木風木工表札が完成されたことでしょう。いかがでしたか?
木材を木肌のもつ色で選ぶことから始め、カラーの異なる木のピースを
どのようにレイアウトするかを考えました。
種類によって異なる濃淡や木目の細かさなど、きっと楽しんでいただけたことでしょう。
のこぎりで板を切るのは、意外に難しかったのではないでしょうか。
また、やすりがけも、かなりの重労働だったと思います。
そして、切り文字選びですね。どんな材料に最後は決められたのか。とても興味深いものです。
接着と木固め剤の塗装は、時間もかかり気長な作業となりました。
初回に事例としてデザインパターンを3つご紹介しました。寄木風は作業工程のご説明で、
最後の完成イメージもご理解されたと思います。
残り2つのデザインについて、面取りの違いでどのように仕上がりが変わるのかをお見せして、
“木で『表札』をつくる”を締めくくらせていただきます。
デザイン2のラインアクセントは、人肌色に近い桜の板を広く使い、オーク材とチーク材を細長く
レイアウトしたデザインです。
デザイン3は、上下ライン。少しラインに動きがついたことと、上下で挟み込むことで、
イメージをカントリー風にしてみました。
どちらのデザインも面取りを小さくするとシャープな趣に近づき、大きく丸くすることで
ナチュラルさを増します。是非、お好みのデザインをお考え下さい。