接着剤が乾燥したら、表面保護のための木固め剤の塗布です。木固め剤と刷毛を用意してください。
塗り方は、新聞紙などを広げて敷き、その上に木工表札を置きます。平らな場所で作業してくださいね。
壁に立てかけたり、斜めにしていると木固め剤が流れてしまいます。
よく平らにして塗ると塗料が溜まってしまう方がいますが、1回に塗布する量が厚すぎるために
起こります。1回に塗る量は、薄く塗り乾燥させてから2回目、3回目と重ね塗りをしましょう。
平らな場所で塗ると、木固め剤が自然に均等に広がって塗布面が平らにキレイになります。
他の塗装の場合も同じですので覚えておいてください。
面取りが小さく表札がフラットな仕上がりの方は、刷毛先を板と平行になるように動かして塗ります。
面取りが大きく丸みが強い仕上がりの場合は、ピースとピースのつなぎ目に木固め剤が届くように、
刷毛をやや傾けて毛先が溝に入り込むように塗ってください。必ず1回ごとに乾燥させ、乾いてから
塗りましょう。3回を目安に縁の部分も含めて塗り終わったら、よく乾燥させます。
塗布作業が終わったら、ヒートンや縄など、お好みにあわせて取り付け具を表札に付けます。
ヒートンなら取り付け位置を錐(きり)で最初に軽く穴を開けてねじ込みます。縄の場合は左右の
端をくくりつけるように縛って止めて掛けひも部分を通します。
いかがですか。取り付け具でもイメージは変わりますね。
次回『木工表札』の最後は、他のデザインもどんな形になるのかをご紹介します。