紅色、黄緑色、深緑色。木々が葉色を変えて季節を知らせる日本の庭。
玄関からつながる古風な空間ですね。真っ白の玉砂利が歩くたびに音をたてます。
竹でつくられた小さな塀の前には陶器の立水栓と水鉢。
蛇口をひねると、流れ落ちる水が鉢を響かせます。和風な空間に、茶の美学を感じさせるアイテムですね。
お勧めは『陶器の立水栓KZ1-801C・水鉢KZ1-701 織部』です。
写真は、緑色の焼きあがりの織部です。
------------織部は一般的に焼き物の着彩に使われる釉薬(ゆうやく)の種類と思われますが、
とても歴史ある焼き物の種類のことです。遠い桃山時代の1605年頃から美濃地方で始められた
陶器の作法で、美濃焼の1種です。千利休の弟子古田織部の指導で創始されました。
代表的な焼き上がりが風合いある緑色。この色合いをいつしか織部と呼ぶようになったのです。
釉薬は水に泥や灰を混ぜたもので、中に含まれるガラス質の長石が焼かれることで溶けて
表面を覆います。また、灰や金属の成分が高温で発色して色づけます。織部は銅の成分が
混ぜられ、焼き上がりを緑に色づけます。--------------
陶器独特の色合い風合いがありますね。水鉢はロクロでつくられるハンドメイド。
『和モダン』なご自宅のコーディネートに、是非、ご採用ください。