前回は、色画用紙を使って木のパズルを楽しむように、3種類の色の異なるウッドピースの
レイアウトを考えました。方法としてご紹介したのは、同じ色が上下左右、隣り合わせになら
ないように配置することで、動きを出すレイアウト手法でしたね。
今回は、3種類の板を切ってピースを作るための採寸の仕方です。
3種類のピースは、基本になる寸法が同じ大きさの25mm角正方形にしていました。
まずは、25mmの高さで横線を引いていきます。1本の横線を引いたら、1mmの間隔を開けて
次の25mm高さの位置で横線を引きます。ピースとピースの間を1mm開けて線を引くのです。
のこぎりで板を切り出す際に、のこぎりの歯厚分が必ず削れてしまいます。
また、切り口を紙やすりで削って平らにするので、ちょっと余分な高さが必要になるためです。
もし、のこぎりの歯厚が太めでしたら、この開ける間隔を2mmにしてもいいでしょう。
桜、チーク、オークと3枚とも横線が引き終わったら、必要なピースの数だけ縦線を引いていきます。
全てを25mm角ピースででつないでいくのでしたら、正方形の必要数だけ縦線を引いてください。
2つ分を1つのピースにする場合は50mmの位置に縦線を引いてください。この縦線を引く場合も
ピースとピースの間には1mm~2mmの間隔を横線の時と同じように開けてください。
木工の材料採寸では、必ずこの間隔開けをします。次回はのこぎりで真直ぐに木を切る方法です。