それでは、木工を行うための道具を揃えます。今回は、板を切って接着する方法ですので、道具も
少なめです。
木の板を切るための「のこぎり」、そして、切削作業をしやすくし、接着した木片を固定するために
使用する「クランプ」。直接クランプを木に当ててしまうと傷がつきますので、小さな四角い木片を
「あて木」にします。切削面を平らにするのに便利な「ハンドサンダー」は、取替え可能な平らな板状
ヤスリが付いている工具です。そして、「紙やすり」と「ガムテープ」、「作業版」です。この3つは1セッ
トで使います。作業版の上に紙やすりをガムテープで止めて、切削した木片を平らにするときに使う
のです。
木のパーツが平らになったら、「透明のボンド」で接着します。ベース板の接着が終わった後は、
仕上げとして「木固め剤」といわれる透明の塗料を「刷毛」で塗って、雨などにあたっても腐らない
ようにします。最後に、表札のお名前は、「切り文字」を並べて接着します。
簡単ですが、工具と材料をご紹介し、おおまかな作業の流れも少しご説明しました。主な作業は、
「木の板を切って必要なパーツをつくり、接着面を平らにしてつなぎあわせる。」ことになります。
前回ご紹介したデザインパターンは、ほんの一例ですが、次回から、木の組合せデザイン方法の
ご紹介に入ります。ちょっとコツをつかめば、簡単に楽しめるのが木工クラフトです。お楽しみに!