無事、鍛金デザインは、完成しました。ポンチで一つひとつ刻んだ窪みは、味わい深い仕上がりですね。
地道な努力の賜物です。
では、デザインの型紙を剥がしましょう。ハンマーで叩く振動で、何度か剥がれたことも、あったと
思います。「ピリピリッ」と簡単に剥がれるのでは、ないでしょうか。もし、のりで頑丈に貼り付けた方は、
少し、お水につけて、きれいに剥がしてください。
できるだけ、傷をつけないように、剥がすことが大切です。
型紙を剥がしたら、「金属磨き剤」と「やわらかい布」をご用意ください。
最初に、ご説明不足で、申し訳ありません。「金属磨き剤」は、お近くのホームセンターに売って
います。くれぐれも、「錆び取り剤」とお間違いないように、ご購入くださいね。
布に磨き剤を染み込ませます。あまり、たくさんは、必要ありません。部分的に、濃い目に
染み込ませてくださいね。準備ができたら、銅版の平らな面を磨いていきます。最初に、ピカピカに
しておくと、自然に酸化(錆び)して、だんだん黒っぽくなるのが、銅版の味わいです。出来立てです
から、顔が映るくらいに磨いてください。とがったポンチを打ち込まれた部分の銅板は、鋭利な凹み
もついていますので、お怪我をされないように、注意してくださいね。
赤い銅板の色が、見る見る光はじめます。立体感が、でてきますね。
次回は、いよいよ完成!フレームの取り付けです。お楽しみに!