さて、ポンチで地道にハンマーを入れ、「デザインの輪郭」ができたと、思います。
ここからは、ちょっとセンスの見せどころ!デザインをどうやって、立体に見せるかです。
ひたすら、名前や木々、花畑を均等に、ポンチを入れていくのもいいのですが、
ちょっと部分ぶぶんに、表現の違いを見せましょう。
例えば、木の部分。日差しを浴びて、ちょっと影をつけているように見せるために、
木の葉の左側を集中して叩いていきます。そして、枝葉の形になるように、少し、ランダムに、
小さな弧を描くように、ポンチをハンマーで叩きます。
次は、花畑の部分。長く伸びた形を強調するために、縁にそって、長い線を描くように、
ポンチを並べて打っていきます。ちょっと、ランダムさを加えても、いいですね。
お花が、そよぐ感じに見えます。表札の大事な部分。
名前ですね。ここでは、できるだけ、密度をつけて、細かくポンチを入れていきます。
狭い場所に、たくさん打ちいれますから、最初は軽く、だんだん細かくなってきたら、アクセントに
深めの凹みをつけるように、強く打ちます。文字の表面に、強弱のついた、くぼみができます。
お好みによって、叩き方は、様々です。
全面を軽く叩いてから、強めに打つことで、ご説明した木の陰や枝葉の形、花畑のそよぎを
描いてもいいのです。また、打ち終わった後に、ちょっと紙やすりをかけても、味わいがでますよ。
次回は、磨き仕上げに入ります。お楽しみに!