「鍛金(たんきん)」と聞くと、“職人芸”を感じませんか。
金属を叩いたり、削ったりして、物をつくる技法です。
今回から、ご自宅で、簡単にできる「鍛金」の技法を用いた『ハンドメイド表札づくり』を解説します。
皆さん、楽しんでくださいね。
では、最初に、準備からです。
材料は厚さ0.3ミリの銅板です。ホームセンターなどで、ご購入ください。
薄い金属の板ですから、お買物のときも、縁でケガをしないように、ご注意くださいね。
寸法は『表札』のサイズ、幅20cm、高さ10cmです。
そして、銅板を叩く時のベースになる木の板です。
これも銅板と同じ寸法で、厚さは1cm以上、必要です。
銅板にポンチという金属の道具(短い棒状)をあて、ハンマーで叩きますので、
銅板を釘で木の板に固定して作業します。(※板のサイズは、大きめでも大丈夫です。)
銅板と板は、ホームセンターのカットサービスを利用し、仕上がりのサイズに切っていただきましょう。
お店にもよりますが、数百円で、できます。
次は工具、ポンチです。
通常ポンチは、釘やネジを打ち込む場所の目印を、金属板に付けるために使われます。
ご自宅にハンマーはありますか?なければ、ポンチと一緒にご購入をお願いします。
もし、新たに買われるのでしたら、一方が丸くなっているものがお勧めです。
ポンチではなく、ハンマーの丸い側で、直接、銅板を叩いて凹凸をつくることもできます。
トンカンと銅板を叩く作業ですので、テーブルに傷がついては困ります。
読み終わった雑誌などを下敷きとして再利用しましょう。
ガストーチという金属の板を熱する道具もご購入ください。
カセットコンロ用のボンベに取り付けられるトーチの先だけ、ホームセンターに売っています。
型紙用のボール紙と、のり、定規類、鉛筆、消しゴムは、『表札』のデザインに使います。
材料、工具の準備ができましたら、いよいよデザイン開始です。